常夏のマレーシアで、fabric flower artist(布花作家)として講師業を中心に活動しています。レッスンでは、自らデザインしたオリジナルのパターンと、独自の染色法で指導しています。また、制作時にはカラーとスタイリングの知識をベースに、「お客様に似合う色」や「似合うデザイン」を提案させていただいています。レッスンやスクールのお問い合わせは、facebookより受け付け中です!

2010/02/20

直線縫いでできる!簡単母乳パッドの作り方

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

ここ数日、我が家のあかちゃんはまったくお昼寝をしてくれず、ずーっと抱っこチャンになっております。


そして昨夜は、赤ちゃん返りならぬ、新生児返り?したようで、1時間置きに頻回授乳でございましたっ。


わたくし、ちょっとお疲れモードでございます。


さて、今日は直線縫いでできる簡単母乳パッドの作り方をご紹介したいと思います。


まずは、できあがり画像からご覧ください。




これって、ただの四角い布じゃないの?と思われますよね。

そうです。ただの四角い布なんです。

母乳育児がスタートした頃、妊娠中に作ったハンドメイドの母乳パッド(生地4枚重ね)を使っていました。しかし、使い始めて数日で問題が発生いたしました。

一つ目の問題は、母乳漏れが激しかったこと。4枚重ねでもすぐにびしょびしょになってしまいました。

二つ目の問題は、お洗濯の乾きが遅く、パッドが悪臭を放つようになったということです。


仕方ないので、あかちゃんの顔をぬぐったりするのに使うガーゼを折りたたんで、パッド代わりに挟んでいました。たくさん挟めば漏れも防げますし、お洗濯の乾きも早いです。

が、しかし、使用枚数が多くて、毎日お洗濯が大変になりました


そこで、頻回授乳で超寝不足な中、フラフラする頭で一生懸命考えましたよ。


使用枚数は減らしつつ、早く乾いて清潔で、吸収力のあるパッドは作れないものか・・・と。


そこで思い出したのが、布ナプキンのことです。

薄手のホルダーと折りたたんだ布を組み合わせて布ナプキンを使っていたのです。こうすると、生地の内部までしっかり洗えて清潔だし、折って厚みを出せるので漏れないし、広げて乾かすので乾くのも早い。いいことずくめだったのですよ。


なぁんだ、母乳パッドも同じように作ればいいじゃん。


前置きが長くなりましたが、こうしてハンカチみたいな母乳パッドが生まれたのです。


それでは、ここからが作り方です。


<母乳パッド>
Sサイズ 約20cm×20cm
Mサイズ 約25cm×25cm
Lサイズ 約27cm×27cm

現在、私は昼はSサイズを夜はMサイズを四つ折りして使ってます。こうすると重なった部分は生地8枚になるので、吸収力は倍増です。ちなみに、Lサイズは半分に折った後、三つ折りして挟めるので生地が12枚重なった状態になります。母乳の漏れが激しい産後すぐの時期におすすめです。

※私は、授乳ブラにモーブラを使っていますが、他のブラだとパッドが分厚すぎて挟めない可能性もありますのでご注意ください。


<用意するもの> 1セット:おっぱいは二つなので2枚分です!
フランネル生地:Sサイズ(W22cm×L44cm)Mサイズ(W27cm×L54cm)Lサイズ(W30cm×L60cm) 各2枚
針、糸、ハサミなど。お裁縫道具。

※W(幅)、L(長さ)です。


<作り方> 
1.用意した布を中表に半分に折り、開いている三辺を返し口を7cmほど残してぐるっと縫う。

2.返し口から表に返し、返し口を縫い閉じる。


できあがり。


簡単過ぎてすみませんっ。

ミシンがあれば、裁断から完成まで20分ぐらいでできます。小さな赤ちゃんがいても、寝不足でも縫えますよ!


もう一ついいことは、この母乳パッド、外出先で授乳する時に、テーブルとかその辺に置いても、ただのハンカチにしか見えないということです。赤ちゃんの口を拭ったりするのにも使えて便利ですよ〜。